『定期付終身保険』とは｜生命保険用語集

『定期付終身保険』とは

　『定期付終身保険（ていきつきしゅうしんほけん）』とは、定期保険特約付き終身保険のことで、主契約の終身保険に、掛け捨ての定期保険特約を付加したものです。

　特約の定期保険部分は、10年や15年で自動更新をしていくのが一般的で、その度に保険料が段階的に高くなります。最終的に2倍3倍の保険料負担になり、途中で払えなくなってしまうケースもとても多くなってきています。

　60歳や65歳までの死亡保障はとても大きいのですが、ほとんどの方は死亡しないため、保険金を受け取ることはできません。長生きをしてしまった場合の終身保障は100万円前後となってしまい、老後資金にも葬式代にもならない場合が多いです。一般的に、一生涯で数千万円も払い込みをすることになりますが、受け取れるのは100万円前後となっていて、とても問題になっております（保険商品そのものの問題だけでなく、営業マンの説明不足・知識不足によるものが大きいと思います）。

　特約で医療保障をつけていたとしても、80歳までとしている商品が多く、一生涯の医療保障を得ることはできません。

　定期付終身保険に加入をされている方は、ぜひ一度、生命保険の見直し相談をしてみてください。長生きのリスクに備えた保険を検討する必要があります。